« 櫻井智 ランチパーティー | トップページ | 「狩野」=「かのう」です »

2007年4月16日 (月)

【レビュー】奥華子2ndアルバム「TIME NOTE」

「TIME NOTE」がリリースされてから、だいぶ時間が経ちましたが。

もうね、こればっか聴いてます。

 TIME NOTE(初回限定盤)(DVD付)

TIME NOTE(初回限定盤)(DVD付)
奥華子

曲名リスト
1. さよならの記憶
2. 僕が生まれた街
3. ガーネット(弾き語りver.)
4. プレゼント
5. 恋
6. 小さな星
7. 恋の天気予報
8. 君のためならできること
9. 変わらないもの
10. 桜並木
11. タイムカード

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 

 B000N4RBXC

TIME NOTE
奥華子

ポニーキャニオン 2007-03-21


by G-Tools

奥華子の存在を知ってから、1年にも満たない自分にとっては、

これがリリースと同時に手にした初めてのアルバムなのだな。

 

キーボード弾き語りをベースにした、シンプルなサウンドに、

ストレートな歌詞、やさしさに満ちたメロディ。

そして、この三者を包み込む、やわらかな歌声。

すべてにおいて、「奥華子らしさ」があふれている。

 

実は自分は、前作の「やさしい花の咲く場所」を、

この「らしさ」がちょっぴり弱いように感じつつ聴いてました。

これは曲の好き嫌いということではなく、単純にイメージ。

どことなく“よそ行き”な雰囲気があるというか。

先に聴いていた「vol.best」が、すごく濃密だったこともあって、

これと比較していたせいもあるかな。

 

今回の「TIME NOTE」の収録曲を初めて聴いたときの印象は、

インディーズアルバムの「vol.best」とよく似たものだった。

ピュアな弾き語りはもちろんのこと、アレンジ曲も

そのアレンジが前に出すぎていないので、

(奥華子としての)ライブ感を楽しめます。

この、ライブの再現ともいえる音作りのアプローチ、俺は好きだな。

 

ただ、シングルバージョンが収録された「小さな星」だけは、

「星に願いを」を思わせる、かなり「濃い目」のアレンジ。

それだけに、シンプルな収録曲の中で浮いちゃうのでは?

と思っていたのだけれど、アルバムの真ん中という曲順の妙か、

全体の流れの中で、この曲の存在がいいアクセントに

なっているのではなかろうか。

 

さらには、聴いていてリピートする曲はあっても

スキップする曲がないというのもお見事。

そんな粒ぞろいの楽曲の中でも、

特にグサリときたのが、「さよならの記憶」と「恋」。

アルバム1曲目に入った「さよならの記憶」は、

聴き手を奥華子ワールドへと一気に引き込む、

核心に迫るかのような、グッとくるキーワードが

ちりばめられた、「らしい」ナンバーかな。

そして、「女々(おんなおんな)しい曲を作りたかった」という「恋」は、

その直球勝負なタイトルに劣らぬ、どこまでもストレートな歌詞がしみる。

女性を主人公にしているけれど、そこに描かれた感情は

男女変わらぬものかも。

「好きなのに…」

そう助けを求めるかのようなボーカルが耳に残る、

とてもインパクトが強い1曲です。

 

そして11曲目の「タイムカード」。

これはファーストコンサートのアンコール用に作られた曲で、

ファンへの感謝の気持ちが歌われている。

そのため、ライブだけの曲になる可能性もあったわけだけど、

CDでいつでも聴けるようになったのが、すごくうれしい。

聴くたびに「本当によかったね」と声をかけたくなり、

逆に「大丈夫だよ」と励まされているようにも思える、

初めて聴いたときから大好きな曲です。

でも、もっと古くから奥華子の存在を知ることができていれば、

この曲を聴いたときの感動も、より大きいんだろうな。

そのあたりは、自分の運のなさを恨むしかないわけだけど。

なお、公式サイトに掲載されているokuhanako history

特に第九話を読んでから聴くと、この曲の歌詞がより深く感じられます。

 

「せつなさ」、「いとしさ」、「懐かしさ」、「愛情」、「感謝」……

さまざまな想いが詰まった全11のストーリーは

心の中に深くしみこみ、それぞれに風景が浮かんでくる。

「何を歌えばいいか、わからなくなったころがあった」と語った、

昨年12月のC.C.Lemonホールのコンサートから、4カ月。

この「TIME NOTE」を聴く限り、そんな迷いは感じられない。

そして、今週末に控えたC.C.Lemonホールのコンサートで、

彼女がどんなステージを見せてくれるのだろうかと、

期待をふくらませてくれる、そんな素晴らしいアルバムです。

|

« 櫻井智 ランチパーティー | トップページ | 「狩野」=「かのう」です »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/127372/14464488

この記事へのトラックバック一覧です: 【レビュー】奥華子2ndアルバム「TIME NOTE」:

« 櫻井智 ランチパーティー | トップページ | 「狩野」=「かのう」です »